熱燗の染みる気温になってきましたね。 こう寒くなってくると、暖房を付けた暖かい部屋で白身魚の刺身をつまみつつ ぬる目に燗した日本酒を一献流しながらぼんやりとテレビでも見る。 最高ですね。酒弱いのでわかりませんが。
酒はろくに飲めませんが、カップ焼き蕎麦は食べられるので買ってきました。 その名はペヤング。 ただのペヤングではなく巷で噂になってる「超大盛り」とか冠に付けているアレです。 「一つで少ないって言うんなら二つ食べればいいじゃない!」 と、超ストイックな思想の分量、ぶっちゃけただ二玉入ってたりする奴です。 なんかお湯を使うだけでもポットの半分の湯量が無くなったりもしたのですが… それくらいの量です。 作っている最中に友人が遊びに来たりしましたが、気にせず食事開始。 流石に二玉も入っていると…こう味に飽きてくるんじゃないかなぁ…とうっすら 思ったので、偶々側にあった一味唐辛子をブレンド。 この時、超大盛りだけあって器の大きさに錯覚したか、目分量を間違えて 蕎麦に向かって大量散布してしまい一気に「激辛」という代名詞がついてしまいました。 最初の内は 「いやいや、これくらいいけるイケる。ペヤング好きやもん。つまりペヤングとは ペの若い頃…つまりペ・ヨン様の若い頃という意味なんだよなんだってー!」 等と一人テンション高めに騒いでいましたが、次第に効いてくる辛味と量の多さで 少しずつ黙っていく安威拓郎。 暖房も付けていない部屋で汗を流す男が一人。 …拓郎の箸が 止まる。(大食い選手権のノリで) 3分の一くらい食べたところでリタイヤ宣言を致しました。 それとて小食のわけでは無かったのですが、なんていうか無理でした。 無理無理と騒ぐ俺を見かねてか、遊びに来ていた友人が食べてくれるとのことで。 「食うのは構わないが…全部食べてしまっても構わないんだよな?」 と、なんともどっかのサーヴァントみたいな強気発言をしてくれる頼もしい人。 まぁ一口目を食べたところで、自分が最初にブレンドした唐辛子ボムに引っかかったらしく酷くむせて 「こんなもの食えるか!」と逆ギレ。いや、俺が悪いんですが… 結局、腹の具合を騙し騙し食し、完食。 32分53秒の死闘でした。 多分、一味唐辛子を入れなければもっと早く食べれたかと…
友人から一言「おまえもう余計なことすんな。」
俺もそう思います。
BY 安威拓郎
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